私たちの畑(9月)


残暑もすっかり峠を越え、季節は秋を迎えようとしています。

私たちの畑では、日の出の時間が変わったり、聞こえてくる虫の声が変わったり、様々なところで秋の始まりを感じます。

 

9月の畑では端境期(はざかいき)に突入しました。
夏野菜の収穫がピークを過ぎ、一時的に収穫できる野菜の種類が少なくなります。
その一方で冬野菜を育てるための準備が着々と進められています。

ケールの畑では“定植”作業が毎日のように行われていました。

ハウスの中で種を播き、小さな苗として成長したケールは、広々とした畑へと引っ越しになります。



ポットで育った苗を取り出し、広大な畑に等間隔で掘られた穴に植え、そして両手で土を盛る。


この定植作業、すべて手作業で行っているのです。

 

9月中に定植を行った苗の数は、なんと総数15,000株。

(この写真を撮影した日は、1日に2,000株植えました。)

 

そしてこの定植作業がなかなかにしんどい。

中腰で続けるには辛い作業なので、畑に膝をつき、1本植えたらそのまま横に移動して、またもう1本植える。この作業を繰り返していきます。


毎日畑作業をしているわけではないケールファームのスタッフは疲労困憊。
(もちろん翌日は筋肉痛でした。)


でも畑のスタッフは「慣れっすよ〜」と平気な顔。

こういうところで農家の力強さを感じます。

定植作業で1本ずつ苗を触っていると、それぞれ違う様相をしていることに気づきます。

ハウスでの中で大きく背を伸ばした苗。
今にも息耐えてしまいそうな、でもしっかりと根を伸ばした苗。
きれいにまっすぐ育った苗。
曲りくねりながらも力強く育った苗。


まるで人間の子供のように、小さいながらもそれぞれに個性が感じ取れます。

 こう見ていると、特に元気のなさそうに見える苗が気にかかります。


「大きく育てよ!」


そんなことを頭の片隅で思いながら、1本1本手作業で大事に植えていきます。 

 

こちらの心配をよそに、強い生命力をもったケールたちは大きく育っていってくれるはずです。(力強く育つための秘訣は8月の記事を参照)

実際に、畑に引っ越ししてからのケールは1週間見ないだけでも、驚くぐらい成長します。

(これは先に定植を済ませたケールの写真)

 

まだまだ子供に見えるポットに入ったケールの苗も、畑に根を張ってどんどんと大きく大人へと成長していきます。

立派になってお客様の元で届く日も、もうすぐ来ることでしょう。