ケール餃子に秘められた想い(後編)


前回に引き続き、ケール餃子に秘められた想いを綴っていきたい。

ケール餃子に込めた“想い”の部分は「ケール餃子に秘められた想い(前編)」に綴った通りだ。

今回は、ケール餃子開発で貫いた“こだわり”の部分を紹介したい。

 

無添加へのこだわり

 

ケール餃子は私たちの畑のケールをふんだんに使い、腕自慢のスタッフが何回も試行錯誤してレシピを完成させた。
その開発にあたり、ブレなかった1つのテーマがある。


「添加物は使わない。」


圧倒的な旨味を出すための化学調味料も、ジューシー食感を出すための増粘剤も一切使用していない。

野菜の良さを一番に引き出す方法を考え抜いた結果、辿り着いたこだわりだ。


このこだわりは、今回製造をお願いした冷凍餃子メーカーさんの協力なくして実現はしなかっただろう。

添加物不使用の方針はブレることなく、それでいて“味への妥協”は頭の片隅にもない。

レストラン業も営む私たちだからこそのわがままを、そして揺らぐことのない信念を、親身に聞き入れていただいた。

“味”を表現するならもっと簡単な手段もあったかもしれない。
だが、メーカーさんの多大な協力のもと、添加物は一切使用しないレシピのままケール餃子は完成に至った。


野菜を思いっきり味わっていただける餃子が誕生した。


鮮度へのこだわり
 

冷凍餃子の製造といっても一朝一夕にサッと話が済むものではない。
数週間も前からメーカーさんと段取りを組み、製造の計画を立てて準備を進める。

その過程では1つの作業の抜け漏れが命取りだ。
段取りを1つでも消化できなければケール餃子の製造は実現しない。

 

となると材料となるケールは早めに準備しておきたいのが本音だ。

ある程度早めに収穫したケールを、数日間保存しておくくらいの方が、非常に動きやすいし、失敗も起きにくい。

(実際、収穫当日に「今日のケールの状態では満足できない!」と収穫を見送ることもあり得る。)

 

それでも私たちは“鮮度”を最優先した。

それはコールドプレスジュースから変わらぬ、私たちの大事なこだわりだ。

 

こんなエピソードがある。

 

今回のケール餃子製造にあたって、原料となるケールは餃子の製造“前日”に私たちの畑から餃子メーカーさんへ納品する段取りを計画していた。


しかし、ひょんな手違いから「餃子製造の“4日前”に工場へケールを納品してほしい」と私たちの畑に連絡を届けてしまった。

すると私たちKALE FARMスタッフの元に畑スタッフから語気強めのこんなLINEが届いた。


「ちゃんと段取りできてる!?ケールの鮮度のことを考えたら餃子の製造前日か当日に納品したい。」


やっぱりだ。


何よりも野菜のことを想っている畑スタッフからすると「4日前に納品?そんなに置いておいたらケールの良さが死んでしまう!」となったのだろう。


ちょっと喝を入れられたようで、なんとなく安心感を感じたLINEだった。


無事、ケールは餃子製造にギリギリ間に合う製造“前日”に工場へ納品し、お届けし得る最高の鮮度で皮に包んでもらった。


畑スタッフの変わらぬこだわりがケール餃子にもしっかりと詰まっている。