ABOUT KALE
“野菜の王様”「ケール」
海外でスーパーフードとして人気に火がついた野菜「ケール」。栄養を豊富に含むことから、日本では青汁の原料として広まっていきました。
そのルーツを辿ると、紀元前まで遡ると言われています。“地中海沿岸・ギリシャ地方” 冷涼なこの地でケールの栽培は始まったとされています。
ケールはアブラナ科に属する野菜で、さまざまな野菜の原種に位置します。私たちの生活に馴染みのあるキャベツやブロッコリー、カリフラワーなども、実は野生のケールが先祖となっています。
豊富な栄養をバランスよく含むケール。その栄養価の高さから「野菜の王様」と呼ばれるほどの食材です。
ケールの栄養・成分
-
β-カロテン
お肌のケアや体調管理にぴったりなβ-カロテン。β-カロテンを摂取すると体の中で「ビタミンA」に変換されて様々な働きをしてくれます。その代表的なものが「抗酸化作用」。体の酸化(老化)を進める活性酸素の働きを抑える作用をがあり、老化防止(アンチエイジング、エンジングケア)効果が期待されています。
体を老化から守ってくれる抗酸化作用に加えて、ビタミンAには体の粘膜を丈夫にしてくれる作用も。特に目の健康を守ってくれる役割が期待されており、さらには口、鼻、のど、肺、胃や腸といった面膜の健康維持にも効果的。これらの面膜が弱まると、体に悪さをするウィルスや病原体の侵入を食い止めるのが難しくなります。「風邪をひきやすい」「口内炎ができやすい」などといった悩みがある方におすすめの栄養素です。
-
食物繊維
お通じ改善効果や“腸活”でよく知られている食物繊維。食物繊維には、胃や腸で水分を吸収してふくらんで便の量を増やしてくれる作用があります。さらに、腸を刺激して蠕動運動(ぜんどう運動)を活発にしてくれる効果もあるので、お通じ・便秘の改善にぴったり!
食物繊維は水に溶けやすい「水溶性」と溶けにくい「不溶性」に分けられます。コールドプレスジュースは野菜の水分を搾り出して作るので、「水溶性」食物繊維がふんだんに含まれています。この水溶性食物繊維は粘着性があり、胃腸をゆっくり移動するので食べ過ぎの防止に効果的。
さらにはコレステロールやナトリウムなどを吸着して体の外に排出してくれる作用も。糖尿病や高血圧、脂質異常症や動脈硬化など、想像以上にたくさんの病気の予防効果が期待できるんです。
-
ビタミンC
栄養成分として名前をよく聞くビタミンC。レモンなどのフルーツに多い印象ですよね。ケールの生の葉っぱには100gあたり81mgものビタミンCが含まれています。(※)
(例) レモン(ヘタ、タネ以外の全果):100mg
キウイフルーツ:71mg
イチゴ:62mg
代表的なフルーツにも負けないぐらいケールにはたくさんのビタミンCが含まれています。
(※)日本食品標準成分表(八訂)よりこのビタミンCの代表的な働きがお肌の潤いキープ。皮膚を丈夫にしてくれるコラーゲンの生成に欠かせなかったり、シミの原因になるメラニン色素の合成を抑えてくれたり。お肌のケアにぴったりな栄養素です。それ以外にも、免疫力のサポートやアンチエイジングの効果も期待されてるんです。
-
ルテイン
目の健康を守ってくれる栄養素・ルテイン。ブルーライトなど刺激から眼を守る働きや、眼精疲労の軽減に。
-
メラトニン
体内時計のサイクルを調整してくれるメラトニン。生体リズムを正しく整えて、寝付きの改善・ぐっすりと睡眠を。
-
葉酸
体内での血液づくりに役立つ葉酸。貧血予防や、元気なお子さんを産むためのお母さんのサポートに。
-
カルシウム
骨づくりや歯の形成に必要なカルシウム。骨粗鬆症の予防や健康的な体づくりに。
ケールの種類・品種
一口にケールとは言っても、現代では産地・環境に適応してさまざまな品種が誕生しています。私たちがコールドプレスジュースに使用しているのは「コラード」と呼ばれる種類のケール。
同じアブラナ科の野菜であるキャベツのように丸く結球はせず、大きな葉っぱを広げるように成長するのが特徴。ケール収穫の最盛期には、人の顔が隠れるぐらいの大きなサイズにまで生育します。
それ以外にも葉の形や色、大きさの違うさまざまなケールを私たちは育てています。
- コラードケール
- カーリーケール
- カーボロネロ
- オーナメンタルケール
ケールの食べ方・レシピ
ケールのシーザーサラダ
ケールは「青汁」ってイメージもありますが、生でもしっかり美味しいんです!
生食で召し上がる中では人気No.1の「ケールのシーザーサラダ」
ケールは細〜く1mmぐらいに千切りしてあげると、硬さを感じにくくなって◎
粉チーズを振りかけて、市販のシーザードレッシングをかけたら完成!
ドレッシングにバルサミコ酢とレモン果汁をちょっとだけ加えると本格風に。
ケールお好み焼き
ふわっふわの生地にケールの食感がアクセント。
こってりソースとみんな大好きマヨネーズでケールを食べる「ケールお好み焼き」
食べやすさ抜群なので、お子さんでも召し上がりやすい1品です!
【準備するもの】
・ケール ・たまご
・とろろ ・紅生姜
・お好み焼きソース ・マヨネーズ
・かつおぶし ・青のり
①まずはケールを1mmぐらいに千切りカット
②フライパンでケールに軽く火を通して
③ケールに細かく刻んだ紅生姜ととろろ、たまごをミックス
④フライパンで生地にしっかり火を通したら
⑤形をととのえてソースとマヨネーズ、鰹節と青のりをトッピングして完成
ケール鍋&しゃぶしゃぶ
一度にたくさんケールを食べられる「ケール鍋」
ケールは火を通しても、柔らか食感で食べやすいんです!
ケールの葉っぱは細かく千切りにしてあげるのが◎
お出汁は火鍋スープがおすすめ!
最近では市販スープの種類も増えてきましたが、無い場合は他のピリ辛系スープでも!
【準備するもの】
・ケール ・市販の火鍋スープ
・豚バラ肉 ・お豆腐
・きのこ
お鍋に続いて今度は「ケールしゃぶしゃぶ」
まずはお出汁のスープに千切りケールを浮かべてあげて、
しゃぶしゃぶした豚バラ肉と一緒にケールをすくって食べると絶品です!
お出汁は京風だしがピッタリ!
タレはポン酢でもごまダレでも◎ゆずコショウで味わうのも美味ですよ!
【準備するもの】
・ケール ・市販の京風だし
・豚バラ肉 ・ゆずコショウ
ケール茎のツナマヨ和え
ケールは肉厚で大きな葉っぱをつける葉物野菜。
芯の部分には太くてちょっと硬い食感の茎(くき)があります。
その食感から調理が難しいイメージがあって捨てられてしまうことも多い茎の部分。
でも、食物繊維がしっかり摂れて、苦味も少ないケールの茎はアイデア次第で、おいしく召し上がれるんです!
ケールの茎をみんな大好きツナマヨで和えたメニュー「ケール茎のツナマヨ和え」
ケールの茎は一度お出汁で炊いてあげるのが、食べやすくするポイントですよ!
①ケールの葉と茎の部分を切り分ける。
②ケールの茎を6〜8cmぐらいの長さにカット。
③鍋いっぱいのお湯に白だし少々を加えて茎を15〜20分間炊く。
(茎の食感が少し残る程度が目安)
④出汁を切って、冷めたらツナマヨを和えて完成
【準備するもの】
・ケール ・白だし
・ツナ缶 ・マヨネーズ
ケールスムージー
「ケールは栄養満点だけど、毎日ケールを料理で準備するのは大変…」
という方はスムージーで召し上がることも多いそうですよ!
最近ではスムージーミキサーもお手頃価格なものが多いみたい。
スムージーは加熱することもないので、ケールの持っている栄養を逃さず取り入れることもできるんです!
用意するのが難しそうなスムージーも実はカンタンな材料で始められます!
まずはバナナ&オレンジジュースがおすすめ!
【準備するもの】
・ケール : 30g
・バナナ : 半分
・氷(家庭用の製氷皿で作ったもの) : 4個
・オレンジジュース : 200ml
①バナナをカットして冷凍しておく
②ミキサーにケール、冷凍バナナ、氷、オレンジジュースを入れる
③ミキサーで攪拌したらカンタン出来上がり!
野菜のスムージーが初めてで味が心配な方はガムシロップやはちみつ、お砂糖を少し加えるとグッと飲みやすくなりますよ!
アレンジの種類も豊富でオレンジジュースを豆乳に変えるだけでミルクベースのあじわいに。
おすすめは「ケールジュース」
ケール人気が定着し、人々の生活に浸透しつつある欧米諸国。海外セレブの間ではダイエットやデトックスといった観点から、ケールは注目を浴びる食材となっています。
その食べ方として一般的なのはサラダなどの生食。ケールを生で食べることの危険性はないとされており、また、フレッシュな状態のまま体に取り込むことにより、ケールが本来持つ栄養を効果的に摂取することできると言われています。
一方、生食の場合、ケール独特の苦味や若干の硬さを感じる人も。そのような背景から海外で人気を博しているのが「コールドプレスジュース」。
高温加熱による栄養の損失をできる限り防ぎ、フレッシュなまま栄養を詰め込んだコールドプレスジュースは、その利便性からもさまざまなライフスタイルに浸透しています。
まずはコールドプレスジュースから生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?